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Steamでプロキシを設定する方法

Steam内蔵のHTTP設定、システムプロキシ、ProxifierでSteamにプロキシを設定する方法と、プロキシでpingが下がらず、ストアの地域も変わらない理由を解説します。

公開日2023年7月1日
更新日2026年10月21日
読了時間16 分

Steamでプロキシを使う方法は4つあります。クライアントには独自のHTTPプロキシ設定がありますが、表示されるのはBig PictureモードとSteam Deckだけで、ログインとパスワードを入力する欄もありません。Big Picture以外では、SteamはWindows、macOS、Linuxで設定したプロキシに従います。ほかのアプリは普段の接続のままにして、Steamだけをプロキシ経由にしたい場合は、Proxifierのようなプロキシファイアアプリを使えば強制的にプロキシへ通せます。そして、ストア、コミュニティ、マーケットだけが目的なら、独自のプロキシ設定を持つブラウザで十分です。

どれを選ぶにしても、まずプロキシにできないことを知っておくと役に立ちます。プロキシを使ってもオンラインゲームのpingは下がりません。ゲームの通信は主にUDPでゲームサーバーへ直接送られていて、プロキシは経路上の中継地点を減らすどころか1つ増やしてしまうからです。また、プロキシで他国のストア価格が手に入るわけでもありません。Steam Subscriber Agreementは居住地を偽るためにプロキシを使うことを禁じていますし、そもそもストアの国は支払い方法で決まります。

そのうえで残るのが、プロキシが得意とする役割です。Steamを制限しているネットワークでSteamを使えるようにすること、公共Wi-Fiで自宅のIPを接続に出さないこと、そしてSteamアカウントごとに固定の専用アドレスを持たせることです。以下では、設定方法ごとの手順、ゲームのUDP問題、よくあるエラーを順に説明します。

Steamでプロキシが変えること#

Steamは複数の種類の接続を同時に開きますが、プロキシに従うのはその一部だけです。ストア、コミュニティページ、マーケット、ログイン画面は内蔵ブラウザで動いていて(Windowsではsteamwebhelper.exeプロセス)、この部分は簡単にプロキシに従います。ゲームのダウンロードはSteamのコンテンツサーバーからHTTPで届くため、こちらもプロキシを通せますが、通さないほうがよい場合が少なくありません。一方、クライアント自身とSteamネットワークの接続はデフォルトでUDPを使い、マルチプレイヤーゲームのゲーム内通信もほぼすべてUDPです。

接続がこのように分かれているため、プロキシが役立つのは次のような場面です。

  • Steamを制限しているネットワーク。大学、オフィス、ホテルのネットワークでは、Steamクライアントが接続できないように設定されていることがよくあります。また、Steamは一部の地域では利用できません。そのネットワークの外にあるプロキシを通せば、ストア、ログイン、ダウンロードが再び使えるようになります。
  • ストアやコミュニティのページが遅い。プロバイダからSteamのWebサーバーへの経路がよくない場合、回線状況のよいデータセンターにあるプロキシを通すと、ページの表示が目に見えて速くなることがあります。
  • 複数のアカウント。メインアカウントとトレード用アカウントを使い分けているなら、それぞれに別のIPを割り当てることで、Steamからは別々のアカウントとして見えるようになります。
  • 公共Wi-Fi。信頼できないネットワークでは、プロキシが自宅のIPを接続に出さないようにしてくれます。ただし通信は暗号化されないので、そうしたネットワークではVPNのほうが安全です。

逆に、役に立たないのは次のような場面です。

  • ping。自分とゲームサーバーの間に中継地点が1つ増えれば経路は長くなるので、ほとんどの場合pingはむしろ上がります。それに、Valveのゲームの多くはすでにValve独自のリレーネットワーク経由で通信していて、このネットワークがよい経路を自動で選んでくれます。
  • ダウンロード速度。プロキシを通すと、ダウンロードはたいてい遅くなります。速くしたいなら、Steam → Settings → Downloads → Download Regionで近くのサーバーを選んでください。
  • ストアの地域と価格。Subscriber Agreementの第3.A条は、地域制限のあるゲームを利用するためでも、他国向けの価格で購入するためでも、IPプロキシを「to disguise the place of your residence」(居住地を偽るため)に使ってはならないと定めており、Valveはそうしたアカウントを閉鎖する場合があります。ストアの国が変わるのは、新しい国の支払い方法で購入を完了したときだけで、それも3か月に1回までです。

始める前に#

プロキシのダッシュボードからいくつかの情報を用意する必要があります。その際、いくつかの選択は見た目以上に重要です。

項目Steam向けの選び方
アドレスとポートダッシュボードの有効なサービスで確認
プロトコルSteamの内蔵設定とWindowsのシステムプロキシにはHTTP、ProxifierにはSOCKS5
認証IP許可リスト:ダッシュボードで現在のIPを追加すれば、パスワードを求められることはありません
プロキシの種類自分だけが使う専用IP
ロケーション自分の住む国の、近い場所

許可リストが重要なのは、Steamの内蔵設定にもWindowsのプロキシ設定にも、ログインとパスワードを入力する欄がないからです。IPを許可リストに登録しておけば、プロキシがアドレスでユーザーを識別するので、何も入力する必要がありません。FineProxyでは、HTTPならポート8085、SOCKS5ならポート1085がこれにあたり、ポート8080と1080はログインとパスワードで接続するときに使います。

自分の国の専用IPが重要なのは、Steamのサインインチェックがあるからです。Steamはサインインのたびにおおよその場所を表示し、怪しい試行を拒否し、失敗が多すぎるアドレスからのサインインを制限します。共有プロキシや無料プロキシでは他人の履歴まで引き継ぐことになり、そのせいで最初の試行から「too many sign in failures from your location」(この場所からのサインイン失敗が多すぎます)と表示されるユーザーもいます。FineProxyのSteam向けプロキシは、IP許可リスト、HTTP、HTTPS、SOCKS5に対応した専用IPです。

方法1:Steam内蔵のHTTPプロキシ#

これはSteam自体にある唯一のプロキシ設定ですが、通常の設定ウィンドウには表示されないため、ほとんどのガイドが見落としています。この設定があるのはBig Pictureモード、つまりSteam Deckが常に使っているコントローラー向けのインターフェースです。

  1. Windows、macOS、LinuxではSteamを開き、View → Big Picture Modeを選びます。Steam Deckでは、ゲームモードのままで構いません。
  2. Steamボタン(または画面の隅にあるSteamメニュー)を押し、Settings → Internet(設定 → インターネット)を開きます。
  3. 下にスクロールしてHTTP proxy(HTTPプロキシ)の設定を探します。Steam Deckでは、ページ下部のAdvanced settings(詳細設定)の中にあります。
  4. 手動に切り替えてプロキシのIPアドレスとHTTPポートを入力し、ローカルアドレスの除外はオンのままにしておきます。こうしておけば、自宅ネットワーク内のデバイスに引き続きアクセスできます。
  5. Steamを再起動します。Steam DeckではPower → Restartを使います。

Steamはこの設定をインストールフォルダ内のconfig/proxyconfig.vdfに保存します。ログインの入力欄がないため、この設定はIP許可リスト方式のプロキシでしか使えません。適用されるのはストアとダウンロード、そしてSteam DeckではSteamOSのアップデートで、ゲーム内の通信には適用されません。

Steam Deckのゲームモードでは、この設定がメインの方法になります。Steam Deckのプロキシガイドでは、この設定を手順ごとに説明しているほか、Desktop Modeの設定や、ゲームを含むすべての通信をSOCKS5経由で送るプラグインも紹介しています。

方法2:システムプロキシ#

内蔵設定が空のときは、SteamのWeb部分はOSで設定されたプロキシに従います。設定はすぐに済みますが、システムプロキシに従うほかのアプリもすべてこのプロキシを使うようになります。

Windows 10と11#

  1. Settings → Network & internet → Proxyを開きます。
  2. Manual proxy setupでSet upをクリックし、Use a proxy serverをオンにします。
  3. プロキシのアドレスとHTTPポートを入力し、Saveをクリックします。
  4. ウィンドウの閉じるボタンで済ませずにSteam → ExitでSteamを完全に終了し、もう一度起動します。

このダイアログはHTTPプロキシしか受け付けず、ログインの入力欄もないため、許可リストに登録したHTTPポートを使ってください。詳しい手順はWindowsのプロキシガイドにあります。

同じページで、もう1つ確認しておきたい落とし穴があります。WindowsのアップデートでAutomatically detect settingsがオンに戻ることがあり、そうなるとSteamはネットワーク上に存在しないプロキシを探そうとします。ユーザーの報告によると、ブラウザは普通に使えるのに、ダウンロードキューには「No internet connection」(インターネットに接続されていません)と表示されるという症状になります。そうなったら自動検出をオフにし、Steam → Settings → Downloadsでダウンロードキャッシュを消去してください。

macOS#

  1. System Settings → Networkを開き、使用中の接続を選んでDetailsをクリックします。
  2. Proxiesに進み、Web proxy (HTTP) と Secure web proxy (HTTPS) をオンにして、両方にアドレスとポートを入力します。
  3. OKをクリックし、Steamを再起動します。

macOSには、SOCKSの欄と「Proxy server requires password」(プロキシサーバにパスワードが必要)のスイッチもあります。SteamのWeb部分はHTTPとHTTPSの項目を使い、SOCKS欄に対応しているかどうかは公式に説明されていないため、許可リストに登録したHTTPプロキシのほうが確実です。各画面はmacOSのプロキシガイドで確認できます。

LinuxとSteam DeckのDesktop Mode#

Valveの開発者によると、Linuxデスクトップのクライアントはまずプロキシ設定をGNOMEから読み、次に環境変数http_proxyを読みます。詳しくはGNOMEのプロキシガイドをご覧ください。Steam DeckのDesktop ModeにあるKDEのプロキシは、ゲームモードのSteamではなくブラウザやKDEアプリに適用されるので、Steam自体には方法1の内蔵設定を使ってください。

方法3:ProxifierでSteamだけをプロキシ経由にする#

Proxifierは、プロキシ設定をまったく持たないプログラムも含め、選んだプログラムだけを強制的にプロキシ経由にし、システムのほかの部分は直接接続のまま残します。WindowsとmacOSで動作し、価格は1ライセンス$39.95で、31日間の無料トライアルがあります。

  1. プロキシを追加する。Profile → Proxy Servers → Addを開き、アドレスとポートを入力してSOCKS5を選びます。認証は、IP許可リストを使わない場合にだけオンにします。最後にCheckをクリックして接続をテストします。
  2. Steam用のルールを作る。Profile → Proxification Rules → Addを開き、ルール名を「Steam」にしてプログラムを追加します。Windowsではsteam.exe、steamwebhelper.exe、steamservice.exe、macOSではSteamアプリとSteam Helperプロセスです。
  3. ルールをプロキシに向ける。ActionをSOCKS5プロキシに設定し、ルールをDefaultより上に移動して、DefaultはDirectのままにします。
  4. DNSもプロキシ経由にする。Profile → Name Resolutionで、ホスト名をプロキシ経由で解決する設定を選びます。こうすると、接続中のネットワークからSteamの名前解決が見えなくなります。
  5. SteamをTCPに固定する。ProxifierはTCPしか中継しませんが、SteamクライアントはデフォルトでUDPを使ってSteamネットワークに接続します。SteamのショートカットのプロパティでTarget欄の末尾に-tcpを追加すると、この接続もプロキシを通るようになります。
  6. Steamを再起動する。そのうえでProxifierの接続ログを見てください。Steamのプロセスの横に、使っているプロキシが表示されていれば正しく動いています。

各画面はProxifierの設定ガイドで紹介しています。ここで一番多いミスは、ルールにsteam.exeしか入れないことです。ストア、コミュニティ、ログイン画面はsteamwebhelper.exeで動いているため、これが抜けているとSteamの大部分が実際の接続のままになります。

ゲームの実行ファイルはルールに入れないでください。ProxifierはゲームのUDP通信を中継できないため、ルールに追加したゲームは、プレイ中の通信に直接接続を使い続けるか、接続そのものに失敗します。

方法4:ブラウザでSteamを使う#

ストア、コミュニティ、プロフィール、マーケットだけが必要なら、クライアントに手を加える必要はありません。

  • Firefoxには、システムとは別に独自のプロキシ設定があり、Settings → Network Settings → Manual proxy configurationから開けます。詳しくはFirefoxのプロキシガイドをご覧ください。
  • Chrome、Edge、BraveなどのChromium系ブラウザは、システムプロキシに従います。Steamだけをプロキシ経由にするには、FoxyProxyのような拡張機能で*.steampowered.comと*.steamcommunity.comのパターンを設定し、ほかのサイトはすべて直接接続のままにします。

ブラウザではゲームのインストールや起動はできませんが、Steamの設定を変える前にプロキシを試す方法としては最も安全です。ほかのブラウザや拡張機能のガイドは、インテグレーションハブにまとめています。

ゲームとUDP通信#

ここまでの方法はどれも、ゲームプレイそのものをプロキシ経由にはしません。マルチプレイヤーゲームは1秒間に何度もゲームサーバーと小さなUDPパケットをやり取りしますが、HTTPプロキシはUDPをまったく中継できません。SOCKS5ならUDP associateという機能でUDPを中継できますが、その手前にあるクライアントも対応している必要があり、Proxifierは対応していません。

とはいえ、ほとんどのプレイヤーにとってはこれで問題ありません。ゲームをプロキシ経由にする理由自体が、めったにないからです。よくあるのは、Steamクライアントは通すのにゲームの通信は通さないネットワークです。その場合は、仮想ネットワークインターフェースを作成し、UDPを含むすべての通信をUDP対応のSOCKS5プロキシへ転送するクライアントが必要になります。Steam DeckではDeckyプラグインがこの役割を担い、Steam Deckガイドで解説しています。PCでは、たいていVPNのほうが少ない手間で同じことができます。FineProxyのSOCKS5ポートはUDPに対応しており、仕組みはUDPプロキシのページで説明しています。

中継地点が1つ増える分、pingにはその影響が出ると考えておいてください。ゲームサーバーに近いプロキシのロケーションを選び、まずは勝敗を気にしなくてよい試合で試してみましょう。

1台のPCで複数のSteamアカウントを使う#

Steamでは複数のアカウントを持つことが認められていて、メインアカウントとは別にトレード用やテスト用のアカウントを持っているプレイヤーも大勢います。ただ、クライアントは一度に1つのアカウントにしかサインインできないため、設定は各アカウントを何に使うかによって変わります。

  • 別々のアカウントでプレイする。Steam → Change Accountで切り替えます。アカウントごとに別のIPを使いたい場合は、アカウントごとにProxifierのプロファイルを用意し、切り替える前に該当するプロファイルを読み込んでください。
  • トレードやインベントリの管理。作業の大半はSteamのWebサイトで行うので、アカウントごとに専用のプロキシを設定したブラウザプロファイルを用意すれば、CookieやIPが混ざることはありません。AdsPowerやDolphin Antyのようなアンチディテクトブラウザを使うと、この管理が簡単になります。

各アカウントは、長期間同じIPと同じデバイスで使い続けてください。Steam Guardは認識していないデバイスでコードを求め、新しく承認したデバイスでは7日間トレードやマーケットが使えません。ただし、そのアカウントでSteam Guard Mobile Authenticatorが7日以上有効になっていれば、この制限はかかりません。Cookieの削除やブラウザの切り替えも、新しいデバイスとして扱われます。また、認証システムを使っていないアカウントには、最大15日間のトレード保留がかかります。

マーケット用のツールは、さらに別の制限にぶつかります。Valveは数値を公開していませんが、開発者の報告によると、1つのIPからの価格リクエストが1分間に約20件を超えると「too many requests」(リクエストが多すぎます)が返ってくるようになります。Steamサポートも、多数のアカウントで共有されているIPを警告サインとして扱うと述べているので、1つのIPを共有するより、アカウントごとに専用IPを分けたほうが安全です。

どのように設定する場合でも、守るべきルールが2つあります。アカウントの販売、貸し出し、譲渡はSubscriber Agreement違反です。また、Valveは同じ電話番号に紐づいたアカウントを1人のユーザーとして扱うことがあり、1つのアカウントがゲームBANを受けると、その影響がほかのアカウントに及ぶ可能性があります。

動作を確認する#

SteamはどこにもIPアドレスを表示しないので、外部から確認します。

  1. ブラウザでテストする。同じプロキシ(システムプロキシまたはブラウザ拡張機能)を有効にした状態で、任意のIP確認サイトを開きます。自分のIPではなく、プロキシのIPが表示されるはずです。
  2. Proxifierのログ。方法3を使った場合は、steam.exeとsteamwebhelper.exeがプロキシ経由で接続していることがログに表示されるはずです。
  3. サインインの承認リクエスト。プロキシ経由で初めてサインインすると、Steam Mobileアプリの承認リクエストにおおよその場所が表示されます。これが自分のいる都市ではなく、プロキシの都市と一致していれば問題ありません。

トラブルシューティング#

問題考えられる原因対処法
ブラウザは使えるのに、Steamで「No internet connection」と表示されるWindowsがAutomatically detect settingsをオンに戻した、またはプロキシのポートが間違っている自動検出をオフにし、ポートを確認して、ダウンロードキャッシュを消去する
Proxifier経由だとSteamがネットワークに接続できないクライアントのUDP接続がプロキシを迂回しているSteamのショートカットに-tcpを追加し、ルールにsteamwebhelper.exeを含める
ストアは開くが、Steamの一部がプロキシを無視するルールにsteam.exeしか入っていないsteamwebhelper.exeとsteamservice.exeを追加する
プロキシがパスワードを求める、または何も読み込まれないSteamの設定にもWindowsにもログインの入力欄がないIPを許可リストに追加し、許可リスト用のポートを使う
「Too many sign in failures from your location」このIPがほかの人のサインイン失敗に使われていた専用IPに切り替えるか、時間をおいて別のネットワークから1回サインインする
Steamアプリで承認するとサインインが拒否されるスマートフォンとPCが別々の国として表示されているリクエストを承認する代わりにSteam Guardコードを入力する
ダウンロードが遅い、または何度も止まるダウンロードがプロキシを経由しているダウンロードをプロキシから外すか、もっと近いダウンロード地域を選ぶ
ゲームがラグい、またはサーバーに参加できないゲームの通信がTCP専用のプロキシを経由しているゲームは直接接続のままにするか、UDP対応のSOCKS5プロキシを使う
ストアに別の通貨が表示される、または購入に失敗するプロキシの国がアカウントの国と一致していないプロキシをオフにして、実際にいる場所から購入する

すべてを元に戻すには、Big PictureでSteamのHTTPプロキシをオフに戻し、システムプロキシまたはProxifierのルールをオフにしてから、Steamを再起動します。

SteamにはプロキシとVPNのどちらが向いているか#

プロキシVPN
適用範囲選んだアプリだけゲームを含むデバイス全体
ゲーム(UDP)の通信UDP対応のSOCKS5プロキシと、それに対応したクライアントがある場合のみ対応
暗号化なしあり
アカウントごとの別IP簡単難しい
設定Steamの設定、システムプロキシ、Proxifier、またはブラウザアプリ1つ

Steamだけ、あるいは1つのアカウントだけを特定のIPで使い、それ以外はそのままにしておきたいならプロキシを選んでください。公共Wi-Fiや、ほとんど何も通さないネットワークでは、VPNのほうが理にかなっています。VPNはゲームを含むすべての通信を運び、しかも暗号化してくれるからです。FineVPNは遅延の少ないWireGuardで動作し、14日間無料で試せます。

通常の条件ではどちらもpingを下げませんし、国を偽ることを禁じるSteamのルールはどちらにも同じように適用されます。

Steamにプロキシ設定はありますか?

はい。ただし、あるのはBig PictureモードとSteam Deckの「Settings → Internet」(設定 → インターネット)だけです。この設定はログインなしでアドレスとポートだけを受け付けるため、IPでユーザーを識別するプロキシが必要です。通常のSteamウィンドウにはプロキシのページがなく、SteamはOSで設定されたプロキシに従います。

Steamでプロキシを使ってもよいですか?

接続にプロキシを使うこと自体は問題ありません。しかし、居住地を偽る、地域制限のあるゲームを利用する、他国の価格で購入するといった目的でプロキシを使うことはSteam Subscriber Agreementの第3.A条に違反し、Valveはそうしたアカウントを閉鎖する場合があります。

プロキシでSteamのゲームのpingは下がりますか?

ほぼ下がりません。ゲームの通信はUDPでゲームサーバーに送られ、プロキシはその経路に中継地点を1つ追加します。役立つのはプロバイダから特定のサーバーへの経路が悪い場合だけで、その場合でもVPNで試すほうが簡単です。

プロキシでSteamの地域を変えられますか?

いいえ。ストアの国は支払い方法で決まります。新しい国の支払い方法で購入したときにだけ変わり、それも3か月に1回までです。そのために場所を偽ることは、Steamのルールに反します。

SteamにはSOCKS5とHTTPのどちらを使うべきですか?

Steamの内蔵設定とWindowsのシステムプロキシにはHTTPを使ってください。どちらもほかのプロトコルを受け付けないからです。ProxifierにはSOCKS5を使い、ゲームの通信もプロキシを通す必要があるなら、UDPに対応したSOCKS5プロキシを使います。

Steam Deckでプロキシを設定できますか?

はい。ゲームモードで「Settings → Internet → Advanced settings」(設定 → インターネット → 詳細設定)を開き、HTTP proxyを手動に設定します。ストア、ダウンロード、SteamOSのアップデートには適用されますが、ゲームには適用されません。すべての通信をプロキシ経由にするには、SOCKS5プロキシとDeckyプラグインが必要です。

プロキシを使い始めてから、Steamにサインインを拒否されるのはなぜですか?

Steamはサインインのたびにおおよその場所を表示し、スマートフォンとPCが別々の国にあるように見える場合など、普段と違う試行を拒否することがあります。アプリでリクエストを承認する代わりにSteam Guardコードを入力し、各アカウントは安定した1つのIPで使ってください。

Steamに無料プロキシを使っても大丈夫ですか?

いいえ。速度が遅いうえに多くの人で共有されていることが多く、その人たちのサインイン失敗がそのIPの記録として残ります。しかも、Steamのログイン情報を見知らぬ人が運営するサーバーに送ることになります。